【新唐人2016年1月31日付ニュース】
欧州の一部の国では、難民申請者への対応を厳格化しており、スウェーデンでは去年難民申請が却下された8万人を国外退去するほか、ドイツでも難民申請の許可が下りないまま帰国する事態になっています。
欧州は去年100万人あまりの難民を受け入れ、今年も大勢の難民らが欧州に押し寄せています。そんな中、一部の国では難民受け入れの政策を厳格化し初めています。
スウェーデンは27日、難民申請が却下された8万人を社会安全に問題があるとして国外退去すると発表。去年申請した16万3千人のうち、6〜8万人が難民認定条件に該当しないとしています。
一方、ドイツのベルリンでは、難民申請の許可が降りず、待ちきれないイラクの難民50人が自ら飛行機で帰国する事態にもなっています。
また、ドイツのイラク大使館は、帰国予定のイラク人1400人にパスポートを発給しました。
イラク航空会社によると、ベルリンからイラクまでのフライトは週3便ありますが、どの便にも100人の難民が乗っており、その人数は増加傾向にあるとのことです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/01/28/a1249738.html(中国語)
(翻訳/吉田 ナレーター/萩野 映像編集/李)